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高天井照明をLED化するメリットと注意点

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今回は高天井用のLEDについて書いてみます。
高天井用と言われてもピンと来ない方も多いかもしれませんね。
いろいろ種類は有るのですが“水銀灯代替LED”と言うとイメージしやすいでしょうか(^^)

工場や倉庫、ホールなどの天井の高い建物で多く使われている水銀灯などの照明をLEDに替えることで省エネする訳ですが、いろいろなメリットと同時に注意しなければならない点もいくつかあります。
それを少しお伝えしたいと思います。

まずメリットを挙げてみます。
① 消費電力が少ない
400wクラスの水銀灯と比べ5~7割位の消費電力と、省エネ性能が高いので電気代が安く済みます。
また、高圧電力契約の建物ですとデマンドの削減にもなりますので、基本料金の削減にもつながります。
② 寿命が長い
水銀灯の定格寿命が12,000時間に対してLED40,000時間と3倍以上の定格寿命ですので、交換コストや在庫のストックの手間が省けます。
③ 演色性が高い
演色性といって色の再現性が高くなりますので、色の認識がしやすいのでより見えやすくなります。
④ 光の直進性が高い
光の直進性が高いため、出力が弱くても光が届きます。
⑤ 調光して出力を下げても見えやすい
③④の効果で出力を下げても違和感が少なく見えやすくなるため、更に省エネが出来ます。
※出力を30%まで下げても違和感なく図面が読めた事例もあります
⑥ 紫外線が少ない
  LED照明は紫外線をほとんど出しませんので、虫が寄り付きにくいです。
  当社のお客様のクリニックでは、入り口付近をLED照明に替えたことで虫が寄り付かなくなり患者様にも好評だそうです。
  自動車の板金塗装をされている工場では大事な仕上げ処理の際、虫が来なくなったので作業のやり直しがなくなったそうです。更に演色性が高くなったおかげで、仕上げ塗装の微妙な調整が楽になったとの亊。

上記のように多くのメリットが挙げられるLED照明ですが、気を付けないといけない事も当然あります。
いくつか以下に挙げてみます。
① 熱の問題
よく、LEDは熱が出ないと言われますが、それは誤解でLED照明も熱は出ます。
電球型のLEDを見たことのある人は分かるかもしれませんが、ヒートシンクといって光る部分の後ろ側(口金の方)にフィンが付いています。
放熱板といって器具の中に熱がこもらないようにするものです。

LED照明と今までの照明器具との違いですが、簡単に言うとLED照明は電子機器だということです。
LED素子自体は熱を発しませんが、電源等の基板回路が熱を発します。
電球タイプでも放熱が必要なことを考えると、高出力の水銀灯代替タイプとなればその熱量は相当なものだと想像できますね。

この熱処理がLED照明の寿命を左右するキモの1つです。
熱が上手く放出出来ないモノは自分の熱で基板等の回路をダメにしてしまい、結果として短命になるわけです。
ですので、LED照明を選ぶ際はここの部分がしっかりしたものを選びたいですね。
② 高調波(ノイズ)の問題
以前、宮城県の商店街でLEDの街路灯を導入した際「街路灯が点灯している間、アナログテレビやFMラジオにノイズが入る」という問題がニュースになりました。
これは電源回路に問題がある場合が多いようですが、今のものはほとんどが対策されています。
しかし、未だ対策されていないものも有るようですので導入の際は気を付けたいですね。

以上、メリットと注意点を簡単ではありますが挙げてみました。
導入の際に、金額だけで選んでしまうと「安物買いの銭失い」になりかねませんのでご注意を。

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