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照明のLED化で気をつけることは?

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 先日、美容室の省エネ対策として、ご近所にありますヒーリングサロンkama’aina大地の子さんの照明をLEDへ交換させていただきました。
kama’ainaさんは、化学薬品を出来るだけ使わずに、髪と身体に良いへナカラーやアロマ・マッサージへナ・ヘッドSPAを行っているお店です(^^)

交換した照明の削減率とは実に81%!という内容でした。
今回は私も大変勉強になることがありました。
今までは、施設照明が多かったので、今回のようなケースに直面することがなかったのですが、灯りの質といいますか照らし方の考え方というものを勉強させていただきました。

とっても雰囲気の良いサロンです(^^)
美容室とういと、やはり雰囲気が大事ですし、髪の毛のカラーリングもありますので、やわらかな照明のイメージと色の再現性がとても重要になってきます。
実は、この2つは照明的には相反する事項になります。
例えば、とても雰囲気のよいお店で色合いが気に入って買ったものの、帰って見たら「こんな色だったっけ?」という経験があるかと思います。

これは、お店の雰囲気を良くするために、色温度を低いものにしていることが挙げられます。
色温度を低くすると、いわゆる電球色になりますので落ち着いた雰囲気になりますが、色の再現性が低くなってきます。
色温度と演色性は別の指標なのですが、一般的に色温度が下がると演色性も下がる傾向にあります。
トンネルの照明などに使われる、オレンジ色のナトリウム灯などがわかり易い例かもしれませんね。

また、落ち着いた中にも輝き感を出す場合よく使われるのがダイクロハロゲン(ダイクロイックミラー付きハロゲンランプ)などと呼ばれるミラー付きのランプです。
今回の美容室は、このダイクロハロゲンを多く使っていました。
このタイプの照明は、他のタイプの照明と比べると照射角が狭く照らせる範囲が狭いのも特徴です。

商品を照らす場合や、お酒を飲むバーの様な場所ですと、スポット的な照らし方でも良いのですが、美容室の場合、少し違います。
美容室の場合、髪のカラーリングをしますので当然、色の再現性が大事ですしスポット的な照らし方ではいけません。
家に帰ったら、「こんな色にしたつもりは・・・」では困りますので、演色性を保ち、色の比較・確認をするためには広範囲が同じ照らされ方をしていないといけません。

※上が新品のダイクロハロゲン、下が劣化でミラーが剥がれ始めている物です。こうなってくると本来の働きはしないですよね(^^;
ダイクロハロゲンランプは寿命が短い上に高価ですので、LED化はオススメです。

色温度と演色性、照射角度のバランスがとても重要なわけです。
ということで、一度付けたLEDランプをお客様の納得する様に交換しなおしました。
この経験をさせていただけた事は、とっても大事なノウハウとなりました。
やはり「お客様は師匠」ですね♪(^^)
雰囲気の良いサロンに省エネで貢献できて、嬉しい限りです♬

照明のLED化の際は、その辺を充分分かっている業者さんに頼まれたほうが良いかと思います。
当然、当社へのご依頼も首を長くしてお待ちしておりますよ~(笑)

株式会社えこでん

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